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五十年前に廃線となった江若鉄道で、唯一現存する近江今津駅舎(高島市今津町)の解体工事が近く始まる。老朽化などが理由で、保存活用を求めてきた地元住民や鉄道ファンの間に「貴重な文化財で、住民に親しまれてきたのに」と惜しむ声が広がっている。
湖西地域を南北に結んだ江若鉄道は、一九二一(大正十)年に三井寺下?叡山間の運行が始まり、三一(昭和六)年に浜大津?近江今津駅間が開通した。
終着だった近江今津駅舎は、三角屋根が特徴的な木造二階建て。廃線後はJA今津町バレンシアガ tシャツ キッズ 町が引き取り、店舗や倉庫に使ってきたが、築九十年で老朽化が進み、JAが解体を検討してきた。
住民有志は保存活用を求め、二〇一九年五月に協議会を発足した。機運醸成のために、思い出を語る会や写真展などのイベントを開催。地元六区長が昨年十一月、JAに保存を申し入れ、今年二月には住民や鉄道ファンが寄せた千百人分の署名を提出した。
だが、最終的にJA側と、建物の売却や土地賃貸の条件で折り合いがつかず、交渉が決裂。六日以降にも解体工事が始まり、五月中旬には完了する見込グッチ tシャツ コーデ /p>
駅舎の前で旅館を営み、これまでJAに保存活用を働き掛けてきた藤野貴久さん(52)は「駅舎の往時の姿を知る七十?八十代の住民は、特に愛着を持っている。町の外からも人を呼び込み、町の活性化につながる貴重な観光資源でもあると思うので、本当に惜しい」と残念がる。
JAレーク滋賀の担当者は「老朽化で自然災害の時に危険だと住民からも解体を求める声がある。文化財としての価値も調査したが、建物内部が大幅に改装され価値は高くないと判断した」としている。 (芳賀美幸)